ITエンジニアは基本的にクライアントから受託されてサイト制作やアプリ開発を請け負っているでしょう。
フリーランスで働いていてクライアントがすでにいる場合は気にする必要はありませんが、IターンやUターンで沖縄に来て仕事を探すときに
IT・WEB業界の求人が少ないかもと心配になる方もいるかもしれません。
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沖縄の半分以上の自治体がIT特区や地域に
沖縄県の半分以上の自治体はIT特区に認定されています。
IT特区は「情報通信特区」といい、他県より高い所得控除制度や優遇措置を受けることができます。
人材の育成や確保にも力をいれているので平成13年4,186人だった雇用者数も平成26年には25,912人に増加しており、今後も誘致企業は増加が予想されるので比較的仕事は探しやすいといえます。
企業側にもメリットがあり、所得控除が40%と他県より高く控除されたり、投資に対する税の控除や事業税の課税免除が行われるなどいくつかの条件を満たせば税の優遇を受けることができます。
IT特区は那覇市をはじめ名護市・うるま市・宜野座村・浦添市の5つの市村だけですが優遇される内容が異なる情報通信産業振興地域は離島も含めて24市町村が対象となっています。
沖縄県の企業の取り組み
誘致する企業側の取り組みとして2018年2月10日に東京で行われる「沖縄IT移住フェス!」をご存知でしょうか?
ITキャリア沖縄が開催するフェスなのですが、特典には選考無料で沖縄にある企業訪問に招待してもらえます。
参加費無料で私服で気軽に出入り可能、沖縄県内の企業が44社集まります。
ITキャリア沖縄は、ITエンジニア・デザイナーの移住と転職を支援するサービスを行っている企業です。
2016年8月から始まり、2017年3月の間に、沖縄県外の約400人のエンジニアがプロジェクトに登録した実績があります。
沖縄に移住となると大掛かりですが、移住と転職の両方をサポートしてくれるので踏み出しやすいのがポイントです。
ITキャリア沖縄の魅力を上記で簡単に紹介しましたが、少なくとも沖縄には44社が求人を行っています。
中小企業だとITキャリア沖縄に求人を出していないこともあるので、もっと多くのIT企業が集結している地区と言っても過言ではないでしょう。
実際働くとしたら?理想と現実について
エンジニアにとって、求められる能力はシステムを作り上げる能力だけでなく
クライアントとのコミュニケーションも重要です。
システムを作るのはベースを作ることと同じなので、堅苦しい環境で働くことも多いでしょう。
チームとなって働くことが多いのでマネジメントも大切ですし、文章作成や言葉使いにも注意が必要です。
エンジニアに求められる能力は、プログラミングとコミュニケーション能力です。
エンジニアに沖縄をお勧めする理由は、コミュニケーションが取りやすいからといえます。
沖縄は都会と比べるとマニュアル通りで競争がある慌ただしさをあまり感じることがないかもしれません。
色の心理効果やITキャリア沖縄のサポートなど、沖縄はエンジニアにとって良い環境だといえるでしょう。
しかし、理想と現実は違うことが多いですよね。
まず、沖縄にも田舎と都会があります。
田舎の方に行くと車が必要となるのでガソリン代が高くつくので注意が必要です。
また電化製品は購入しづらいという意見もありましたが、Amazonなどの通販サイトを利用したりすれば不便を感じることはあまりないでしょう。
2008年時点はあまり大きな規模の会社がなかったようですが、今ではIT特区でサポートする企業が出てくるほどになりました。
また、沖縄は開放感がある土地が多いので色々な発想も浮かびやすいかもしれませんね。
開放感があると、発想も浮かびやすいですが息抜きもしやすいのでいいですよね。
都会とは違う開放感のある沖縄でもトレンド技術も揃っているようなので、新鮮で挑戦的に研究も行えそうです。
沖縄に移住するには、少し勇気がいると思います。
しかし、ITキャリア沖縄などサポートをしてくれる企業もあるので、一度そういったイベントに参加してイメージを浮かべてみてはいかがでしょうか?